奢り奢られ問題。婚活カウンセラーの私が思うこと

婚活をしていると、本当によく出てくるのが
「奢り奢られ問題」。
- 男性が奢るべき?
- 今の時代、割り勘でいい?
- 女性も働いているんだから自分の分は自分で払うべき?
いろんな意見がありますよね。
私は婚活カウンセラーとして、男性・女性どちらの相談にも乗っていますが、この問題って単純に
「男性が払うべきか、女性も払うべきか」
というお金だけの話ではないと思っています。
もっと大事なのは、
「あなたはその人に何かしてあげたいと思えていますか?」
ということ。
今日は男性にも女性にも、ちょっと考えてほしいことを書きたいと思います。
女性はなぜ「奢ってほしい」と思うの?
まず男性に知っておいてほしいことがあります。
女性が「男性に奢ってほしい」と思うのは、数千円のお金を払いたくないからとは限りません。
女性によっては、
- 「奢ってもらえなかった=私にはお金を使いたくないんだ」
- 「私はそんなに大切にされていないのかな」
- 「他の好きな女性だったら、この人は奢るんじゃないかな」
そんなふうに感じて、悲しくなってしまうことがあります。
女性が見ているのは、数千円そのものではなく、
- 「私を喜ばせようとしてくれた」
- 「大切に扱ってくれた」
- 「男らしくリードしてくれた」
そんな男性の気持ちだったりするんです。
だから男性からしたら、「たった2,000円、3,000円の話でしょ?」と思うかもしれません。
でも女性にとっては、その数千円の向こう側にある「あなたの気持ち」を見ていることがあります。
「この女性には奢りたくない」と思ったら、一度考えてほしい
私は男性会員さんが、
「この女性には正直、奢りたくないです」
と言ったら、一度こう聞きたいです。
「どうしてそう思ったの?」
好きになりかけている女性や、
「また会いたいな」
「喜んでくれたら嬉しいな」
と思っている女性に対してなら、
「今日は僕が出すよ」
「格好いいところを見せたい」
「喜んでもらいたい」
と思う男性も多いのではないでしょうか。
もちろん、
「今の時代は男女平等だし、デートも割り勘がいい」
という価値観の男性もいます。
なので、奢らない=好意がないとは私は思いません。
でも、普段は女性にご馳走する男性が、ある女性にだけ
「この人には奢りたくない」
「なんで俺ばっかり払わないといけないの?」
「今回は割り勘でいいかな」
と思ったのなら、その感情はちょっと大事にしてほしい。
そこには何か理由があるかもしれないからです。
「奢りたくない」の正体がお金じゃないこともある
例えば、
- ご馳走しても「ありがとう」がほとんどない。
- 財布を出す素振りすらない。
- 「男性が払って当然」という雰囲気がある。
- ご馳走しても嬉しそうじゃない。
- 男性への気遣いがあまり感じられない。
そんなことが積み重なって、
「この女性には奢りたくないな」
と思っているのであれば、
それはお金の問題というより、その女性に対して何か違和感を感じているのかもしれません。
だったら私は、
「それでも、どうして次も会いたいの?」
と聞くと思います。
逆に女性に特に気になるところもない。
- 一緒にいると楽しい。
- また会いたい。
- もっと知りたい。
それなのに、
「まだ彼女でもない女性にお金を使うのはもったいない」
という感覚なのであれば、今度は男性側にも婚活の姿勢について考えてほしいと思います。
「この女性の笑顔が見たいから、今日くらい僕が出そう」
私は、この気持ちって結構大事だと思っています。
「この女性が喜んでくれるなら、ご飯くらい今日は僕が出そう」
「美味しかった!って笑ってくれたら嬉しい」
そう思える女性なのか。
結婚したら、夫婦のすべてを完全に50:50にするなんて難しいです。
妻が大変な時には夫が多く頑張る。
夫が大変な時には妻が支える。
家事も、育児も、仕事も、お金も、その時々でバランスは変わります。だから私は婚活中から、
「俺はこれだけ払った」
「私はこれだけしてあげた」
と損得ばかりを計算する相手より、
お互いに「してあげたい」と思える相手を見つけてほしい
と思っています。
ただし女性にも言いたい。「奢ってほしい」なら伝え方がある
ここまで読むと、
「じゃあ、やっぱり男性が奢るべきなんですね!」
と思う女性もいるかもしれません。
違います。
私は女性側にも、かなり言いたいことがあります(笑)
Enneの女性会員さんからも時々、
「2回目、3回目のデートで奢ってもらえませんでした……」
- 「私、脈ないんでしょうか?」
- 「なんか腹が立ってきました」
- 「ちょっと悲しいです」
と相談されることがあります。
そんな時、私は聞きます。
「じゃあ、一番最初にご馳走してもらった時、あなたは彼に何て言ったの?」
すると、
「ありがとうございます。美味しかったです」
くらいだったりします。
いやいや。
それ、会社の後輩でも言います(笑)
本当に嬉しかったなら、男性に伝えてほしい
もしあなたが、
「男性にご馳走してもらえると嬉しい」
「大切にされているように感じる」
という女性なら、それをちゃんと言葉にしてほしいんです。
例えば、
「今日はご馳走してくれてありがとう。すごく嬉しかった!」
もう少し関係性ができているなら、
「私、ご馳走してもらえると大切にしてもらってる感じがして、すごく嬉しいんです。ありがとう」
これくらい伝えてもいい。
男性からしたら、
「そんなに喜んでくれるんだったら、またご馳走してあげたいな」
と思うかもしれない。
男性だって人間です。
自分がしたことを喜んでもらえたら嬉しいんです。
男性の婚活も、実はかなりお金がかかっています
ここは女性にも知っておいてほしいです。
婚活中の男性って、結構大変です。
相談所の月会費がある。
お見合いが月に6件あったとします。
仮に1回のお茶代が二人で3,000円なら、
3,000円×6回=18,000円。
そこに毎回の交通費もかかります。
さらに何人かの女性と仮交際になれば、初回デートのお食事代やお茶代もある。
そして婚活では、
初回デートで男性がご馳走した数日後に、女性から交際終了。
そんなことだって珍しくありません。
- 男性だって傷つきます。
- お金もかかります。
これを何人もの女性と繰り返していたら、
「毎回全部僕が払うの、ちょっとしんどいな……」
と思う男性がいても不思議ではありません。
だから女性も、
「男性なんだから払って当然」
ではなく、その背景を少し想像してあげてほしいと思います。
奢ってもらいたいなら、「また奢りたい」と思われる女性に
私は女性に、
「絶対に財布を出しなさい」
「必ず次のお茶は女性が払いなさい」
と言いたいわけではありません。
大切なのは金額ではありません。
彼がしてくれたことを、当たり前にしないこと。
ご馳走してもらったなら、
- 「ありがとう!」
- 「嬉しかった!」
- 「美味しかった!」
とちゃんと喜ぶ。
そして時には、
「さっきご馳走してもらったから、お茶は私が出すね」
と言ってみる。
彼が、
「いいよ、ここも僕が出すよ」
と言ってくれたら、
「ありがとう!じゃあ次は私にも出させてね」
と可愛く甘えたらいい。
男性に大切にされる女性って、
「男性に何でもしてもらう女性」
ではなくて、
男性が「また何かしてあげたい」と思える女性
なんじゃないかなと思っています。
奢り奢られ問題って、結局「思いやり」の問題
男性は、
「これだけ払ったんだから」
と思わない。
女性は、
「男性なんだから払って当然」
と思わない。
彼は、
「喜んでもらえたら嬉しい」
彼女は、
「ありがとう。じゃあ私も何かしてあげたい」
私は、こういう気持ちが行ったり来たりするカップルは素敵だなと思います。
実際、成婚していくカップルを見ていても、
「どっちがいくら払った」
「私の方がこれだけしている」
と細かく損得を計算しているというより、自然とお互いに何かをしてあげています。
結婚生活もきっと同じ。
毎日きっちり50:50じゃなくていい。
今日は私が60であなたが40。
明日は私が20であなたが80。
しんどい時にはどちらかが100になる日だってある。
それでも、
「ありがとう」
「今日は私がやるよ」
「疲れてるなら休んで」
「これ好きだったよね?」
そんな小さな「してあげたい」が積み重なって夫婦になっていくんだと思います。
だから私が「奢り奢られ問題」で一番伝えたいのは、
男性が奢るべきか、割り勘にするべきかではありません。
男性には、
「あなたは、その女性に何かしてあげたいと思えていますか?」
女性には、
「彼がしてくれたことを、当たり前にしていませんか?」
と聞きたい。
奢る、奢られる。
たった一回のお会計ですが、そこにはその人の価値観や思いやりが意外と表れるものです。
「してもらって当然」ではなく、
「してあげたい」と「ありがとう」が自然に行き来する相手。
私は、そんな相手を婚活で見つけてほしいなと思っています。
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